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お遍路タクシー/四国遍路へのお誘い
◆四国八十八ヶ所の起源
四国88ヶ所の霊場は弘法大師が開かれたものですが霊蹟全部が短期間にできたものではありません。若い頃から修行された集大成が88の霊場で、大師42才の頃の事蹟が最も多いところから弘仁6年(815)に開かれたと伝えられています。
大師の開かれた88の霊場をめぐる四国遍路は伊予国温泉郡荏原村の長者衛門三郎が自分の非を悟り大師のあとを追って四国をまわったのが、はじまりだといわれています。今昔物語や保元物語にも四国遍路のことがみえており、平安末期から南北朝の頃にかけて既に日本各地から四国を訪れていたことが霊場寺院に残っている落書からも知ることが出来ます。
四国霊場は、阿波の国を発心の道場といい23ヶ寺、土佐の国は修業の道場で16ヶ寺、伊予の国は菩提の道場で26ヶ寺、讃岐の国は涅槃の道場で23ヶ寺、あわせて88ヶ寺、三百余里の長路の旅です。
この霊場は四国の山野にひらかれた心と体の修業の道場で、88の煩悩を除き88の功徳をもたらすといわれています。
大師は1本の金剛杖によって常に遍路を見守り、八十八ヶ所の結願へと導いていかれます。皆様も時の流れを越えた大師の遺蹟88の霊場を尋ね、お大師様のご加護をうけられます様ご案内申し上げます。
第48番 西林寺
小グループで楽しいお詣りを!
お遍路用品
金剛杖
所持品中最も大切なもので、杖は即ちお大師様、常に自分と行を共にして下さいます。「同行二人」とはお大師様と二人でお詣りする意で宿につくと先ず第一に杖を洗い清め、床の間などにたてかけます。
収め札
自分の名前を書き諸願成就を祈って寺院へお詣りしたときは本堂、大師堂へ納めます。又お接待をうけたときはお礼に納め札を渡すならわしです。お遍路タクシーをお申し込みの方には事前にお送りいたしますからお名前をご記入のうえ巡拝当日ご持参下さい。
札ばさみ
納め札を入れる箱で、首にかけてお詣りします。
納経本
参拝寺院のご本尊の功徳を分かちいただき、納経帳に霊場印を頂くものです。
その他
鈴、じゅず、笠、白衣(おいずる)掛軸・・・等ご入要のものがありましたら用意いたします。
納経料
霊場寺院へ納める納経料(白衣・納経本・掛軸)は別料金です。
巡拝の服装及び準備
本式には白装束ですがお遍路では歩きやすい服装にカバン、リュックサックといった軽装の方が多いようです。はきものはズック、草履などが便利です。又下着のかえと洗面用具のほか雨具などが必要です。